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人格障害の臨床実践を専門分野としている私(佐藤矢市)のブログへようこそ。
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被害妄想の発言傾向

皆さん、こんにちは。
当センターには、「社会での協調性を育む」という基本理念があります。

 

最近では、10月に群馬県富岡市内における住民参加型の地区運動会が開催されました。
私たちの地区(星田エリア)は、過去10年間、優勝を一度も体験できず、諦めモードと儀式化した催し物として参加していました。

 

今年度は、特に本地区における高齢化、核家族化が進み、参加人数が不足している状況でした。そこで、地区役員さんからの懇願もあり、当センターから研修生男女(6~8名)が参加してきました。

 

結果は、誰も予測していなかった10年ぶりの「地区優勝」を勝ち取ることができたのです。

 

参加された研修生にとって、「楽しむとは?」、「集団とは?」、「協調性とは?」など多くのことを学ぶ貴重な機会になったと思われます。また、私たちスタッフ一同も、研修生の喜ぶ姿に、感謝し、胸熱くなった一日でした。

 

スペシャル講座の開催

52df3275c7e438d5e2f5ef349359e46b_sこの直後、センター長による心理学特別講座を研修生を対象に2回実施しました。

 

タイトルは「社会性におけるコミュニケーションとは?」と題し、被害妄想のメカニズムについて解説をしました。

 

私はコミュニケーションの基本は、「相手を受け入れること」だと思っています。この「相手を受け入れる」とは、とても難しい作業であるということを、研修生を通して日々実感しています。

 

研修生の多くは、周囲を「敵か味方か」という二極化思考でとらえる傾向にあり、どうしても相手を認め、受け入れることが難しいのです。

 

また、本音では「いつも孤独で寂しい・・・誰かに甘えたい・・・認めてほし・・・」という願望を抱いていたとしても、「相手に馬鹿にされたくない。弱みを握られたくない。嫌われたくない」などの理由から、それを素直に表現できず、心の深いところに抑え込んでいきます。

 

その結果、様々な問題行動や症状が表面化してくるのです。

 

被害妄想フレーズ

その一つが、「被害妄想」です。

 

「被害妄想」と言っても、なかなかイメージしずらいと思いますので、実際に「被害妄想モード」に入っている方たちのフレーズを以下に挙げておきたいと思います。

 

  • ca7566e9924c152382b7182e5fc3d581_s「馬鹿にしている!見下すんじゃない!」
  • 「もうダマされるのはいやだ!いつもいつも罠にかけられる」
  • 「やられた・・・操作された・・・話をねじ曲げられた」
  • 「はけ口にされた・・・利用された・・・」
  • 「(私が)こんなに苦しんでいるのに、(父・母は)分かってくれない。わかろうともしない・・・」
  • 「あなた(父・母)の言葉が、どれほど私を傷つけているのか考えたことがありますか?」
  • 「一方的に決めつけて言うんじゃなくて、私にわかるように話して!」

 

次回は、「被害妄想へと発展していくプロセス」について具体的に解説していきたいと思います。

 

※ 被害妄想が出来上がるまでのプロセスはこちらをご参照ください。

 

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