ご挨拶
人格障害の臨床実践を専門分野としている私(佐藤矢市)のブログへようこそ。
アーカイブ
カテゴリー

自分の才能をつぶされたフレーズ&態度

パーソナリティ障害の人々は、爆発的で強い抑圧力のエネルギーをたくさん持っています。

 

しかし、その表し方やタイミングがわからずに人々から誤解され、どんどん自信を無くしてしまっている方もいます

 

本当は、その人らしい才能にあふれているのに、そのほとんどの人が自分の可能性に気づかずに一生を終えていくのです。

 

しかし、ある時点で才能が開きかけたとしても、周囲が無知であったり、「こうあるべきだ!」に強く偏った人々の影響もあったりして、見過ごされてしまうことが残念ながら多いのが現状です。

 

では、実際にどんなことを言われた時に、才能がつぶされていくのか考えてみましょう。

 

パーソナリティ障害として苦しんでいる人の多くは、まず親や家族などから以下にあげる言葉や態度に反論できず、徐々に心のバランスを失ってしまうのです。

 

以前の投稿でも挙げましたが、彼らから見た親や家族イメージは、

 

①自分の思いを一方的に押し付けてくる(「あなたのことを思って言っているのよ!あなたは○○○でしょ!」と決めつける)

 

②損か得かを第一に考えている

 

③話を聞いてくれない(気持ちを分かろうとしない

 

④自分のミスを認めない(責任転換のスペシャリスト

 

⑤いつもマイナスな話が多い(「でも・・」から始まるマイナスワールド)

 

⑥いつも人の悪口を言っている(子どもは愚痴の聞き役

 

⑦兄弟姉妹と比較する(「あんたももっと頑張りなさい!」が口癖)

 

⑧「もっと、もっと・・」を言い続ける

 

⑨決して謝らない(都合が悪くなると話を変えたり、その場から突然いなくなる

 

⑩感謝の表し方がわかっていない(感謝を表す場面でも、周りに毒を吐く

 

⑪冷たく暗い表情が多い(子どもが何か達成しても素直に喜べない

 

⑫いつも失敗できない緊張感を作ってくる(「これぐらいできて当たり前でしょ!」という見えないプレッシャーをかけてくる)

 

⑬共感よりも欠点を探してくる(90点の頑張りよりも、残りの10点を責めてくる

 

⑭弱音や本音を出すと叱られる

 

⑮甘えようとしてもできない空気を感じる(急に顔色が変わったり、背を向けられてしまう

 

⑯人間関係を上下で見ている(目上の人には奴隷のように従うが、目下の人には強気に出る

 

⑰人前ではよい顔をするが家では真逆(二重人格のように振る舞う

 

⑱いつも監視されている感じがある(心の中で「そんなんじゃダメだ。もっとしっかりしなさい」という声を感じる

 

⑲「全部自分がやっている!」が口癖

 

⑳気まずくなると「ごめんね」と言ってその場から離れようとする(話し合いにならないだけではなく、子ども側に罪悪感を抱かせる)などです。

 

パーソナリティ障害で悩み苦しんでいる方々の多くは、親や家族に対して「どこか嘘臭くて、微妙なバランスで成り立っている仮面家族である」ことをなんとなく気付いています。

 

そして知らず知らずのうちに、自分の才能を押し殺すことで、その環境に過剰適応しようと彼らなりの努力をしているのです。

 

彼らが失った才能を再発掘して、自分のものとして受け止められるように支援していくこと、磨き続けていくことが私たちの役割だと信じています。

 

One Response to “自分の才能をつぶされたフレーズ&態度”

  • mina:

    このエントリーを見て涙がでてきました。私にとって親とはまさしくそういうものです。家を出て結婚しましたが、結婚相手がDV気質で困っています。しかし、実家に戻れば鬱病になります。両親に会いたくありません。

Leave a Reply